who、which、whose、whom
「ピアノが弾ける人」、「受け取った荷物」などのように動詞を含む句が名詞を修飾している場合があります。 英語でこのような言い方をする時、日本語とは逆に名詞の部分を先に並べます。修飾する動詞の部分は名詞の後に続きますが、名詞と動詞を疑問詞でつなぎます。 この時、疑問詞として何を選択するかは、前の名詞と主格/所有格/目的格のいずれかによって決まります。この疑問詞のことを関係代名詞と呼びます。 関係代名詞の前の名詞を先行詞と呼びます。

a person who can play the piano
ピアノが弾ける人

the baggage which I recieved
受け取った荷物

名詞 関係代名詞
主格who
所有格whom
目的格whose
物、事主格which
物、事所有格whose
物、事目的格which

the woman whom I met last week at the coffee shop
先週私が喫茶店で出会った女性

a book which I got yesterday
昨日買った本

students whose birth is 1980s
誕生が1980年代の学生たち

Whose mobile phone is it?
それは誰の携帯電話ですか。

目的格のwhomやwhichは省略してもかまいません。一方、whichと主格のwhoは省略できません。

(×)a person can play the piano
(○)the woman I met last week at the coffee shop
(○)a book I got yesterday
(×)students birth is 1980s

Those who want to take part in the party have to call this number.
パーティーに参加したい人はこちらの番号に電話する必要がある。

those who で「人々」を表します。これは決まりきった言い方なので覚えておくと便利です。


thatの用法
関係代名詞として that を用いることがありますが、この that の用法にはルールがあります。 目的格の whom や which は that に置き換えることができます。但し、that の直前に前置詞や,(カンマ)がある時は that を用いてはいけません。

She moved to the house which(that) is opposite ours.
彼女は私たちの家の向かいに引っ越してきた。

The young who(that) saved me was killed by the traffic acident.
私を救ってくれたその若者は交通事故で亡くなった。

(○)Do you have anything with which to write?
(×)Do you have anything with that to write?
何か書くものを持っていませんか。

(○)She is very fond of speaking Spanish, which indeed she speaks fluently.
(×)She is very fond of speaking Spanish, that indeed she speaks fluently.
彼女は実際流暢に話すようにスペイン語をしゃべるのが本当に大好きだ。

that に置き換えても良い場合とそうでない場合を説明しましたが、実は that を使わなければならない場合もあります。 先行詞に最上級やall、something、anything、everything、nothing、onlyなどがくる時は、必ず that を使います。

All that we have to do is to do our best.
やるべきことはベストを尽くすのみ。(但し、この場合の that は省略することが多い)

That was the most biggest fireworks that I've ever seen.
あれは今まで見た中で一番大きな花火だった。

Thank you for everything that you do for me.
色々やってくれてありがとう。

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